2006年01月10日

差別反対

 信じて欲しいのですが、これから紹介するブログを書いている人は弁護士だそうです。

 ttp://www.jdla.jp/cgi-bin04/column/sawafuji/index.cgi?no=47

 澤藤統一郎の憲法日記

 (引用開始)

米兵の強盗殺人に怒る。
私はナショナリストではない。ナショナリズムそのものの価値を認めない。ナショナルなシンボルの呪縛を排斥しなければならないと考えている。
サッカーの試合では絶対に日本を応援しない。オリンピックでは、小国、新興国、第三世界の選手の活躍に拍手を送る。日本人だから声援を送ることはあり得ない。
その私も、米兵の日本人に対する犯罪には、心底腹が立つ。切歯扼腕である。

暮れの八王子での米兵轢き逃げは、「公務中」の犯罪だったという。地位協定17条3項a(「) では、「公務執行中」の犯罪については米軍が第1次的に刑事裁判権を持つ。米軍が裁判権を放棄しない限り、日本の司法当局はどうにも手出しができない。なんたること。幕末の不平等条約さながらではないか。

1月3日早朝には、横須賀の女性がキティホークの水兵に殺害された。敢えて断定は避けるが、状況からは強盗殺人であるらしい。極めて凶悪な犯行である。今度は、公務執行中ではない。従って、第一次の裁判権は日本側にある。ところが、地位協定の同条5項cでは、「犯罪者の身柄が米軍の手にあるときは、起訴まで米軍が拘禁する」となっている。
身柄を日本の警察・検察に引き渡さないというのだ。これで、日本の警察・検察が十分な捜査ができるか。何よりも、日本で犯した日本人に対する犯罪ではないか。他の日本人犯罪者と同等に取り扱え。

たまたま、今回は監視カメラに、犯人が写っていたようだ。それなければ、身柄を押さえずしては、起訴までの証拠固めもできはしないだろう。

地位協定なんぞ廃棄せよ。そもそも、安保条約そのものが不要だ。轢き逃げや、殺人、強姦を繰り返している米軍の駐留など、まっぴらごめんだ。

大国の横暴に対する抗議に有効である限りにおいて、ナショナリズムもまた良し。都知事・石原慎太郎よ、横須賀市民・小泉純一郎よ、米軍に抗議せよ。

 (引用ここまで)

 まず細かいことですし、弁護士様に向かって一介の物書きが指摘させて頂くのもおこがましいのですが、段落の始めの文字は一文字開けましょう。小学校のときに習ったと思うのですが。
 さて、どうやら本当に弁護士の方のようです。このような文章を書いていても弁護士になれるのか、弁護士なのにこのような文章を書くのか。もしかして両方ですか?

 まず米兵の強盗殺人に怒りを覚えるのは私も同じです。ただサッカーやオリンピックの件は何を言っているのかよく分かりません。私の読解力不足なのでしょう。何せ弁護士様の文章なのですから。
 ちなみに、
>日本人だから声援を送ることはあり得ない。
 と言うのは「私は日本人だから、日本のチームや日本人選手に声援を送ることはあり得ない」と言うことでいいのでしょうか?だとしたらおそらく殆どの日本人の方に失礼ではないかと。日本人だから日本のチームや日本の選手に声援を送り、そして素晴らしい試合であれば試合終了後に敵味方関係なく惜しみない拍手や歓声を送ると言うのが一般的な日本人なのではないでしょうか?弁護士様が自分はそうであったとしても他の日本人の皆様までがそうだとは思わないで頂きたい。
 それとも「日本人である『と言うことだけで』日本のチームや日本の選手に声援を送ることはあり得ない」と言うことなのでしょうか。でしたら少々分かりにくい表現ですね。どちらかと言えば前者の方が文章的にはしっくり来るでしょう。でも、後者の意味でしたら分からない事はないです。日本のチームや日本人であることは関係無しに、素晴らしいプレーや演技、記録には惜しみない声援を送る。これならば私も分からないではないです。こういう気持ちは少しあります。勿論日本人選手が活躍すれば嬉しいんですけど、他の国の選手がそれ以上に素晴らしいプレーをすれば声援を送る。
 ところが、この弁護士様は、
>小国、新興国、第三世界の選手の活躍に拍手を送る。
 と言っているのです。第三世界と言うものがどういった国を指すのかは分かりませんが、大国、古豪、第二、第一世界(でいいのかな?)の選手の活躍には声援を送らないと言うのです。この辺は私には理解できません。サッカー大国ブラジルのプレイは素晴らしいですし、W杯第1回大会優勝のウルグアイは次のW杯こそ出られませんが、レコバのプレーは群を抜いています。知らない人は一見の価値ありです。どうしてこういった国々は応援しないのでしょうか?大国、古豪差別?まあ、判官贔屓というのは分かりますけどね。でもこれは『日本人』特有の心情ですしねぇ。日本が大嫌いな弁護士様が抱く感情ではないでしょうし。
 ちなみに小国であろうと新興国であろうと第三世界であろうと、それは国の代表と言うナショナルなものであるのですけどね。この辺も理解不能です。

 まあ、おそらくこの弁護士様が言いたいのは、
>安保条約そのものが不要だ。
 と言うことなのではないでしょうかね。もしこれが支那様や韓国様、北朝鮮様にとって有利な条約であればなくせなんて言わないでしょうしね。実際在日朝鮮人の特権を廃して『平等』にしろなんてこの手の方々からは聞きませんからね。

 >轢き逃げや、殺人、強姦を繰り返している米軍の駐留など、まっぴらごめんだ。
 これに関しては同意。ただ逆に言えば轢き逃げや殺人、強姦を繰り返している米兵がいなくなれば駐留してもいいということでもありますけど。ただ現実問題として、人間が大勢いればそこで問題は必ず起きます。減らす努力は続けなければいけませんが、一定以上の人間がいれば当然の話です。で、今回のようなごく僅かな例を持ち出してそれを一般化し、全てを否定するようなことは百害あって一利ないのではないかと。実際昨日のエントリにも書きましたが、米軍の関係者が起こした事件の割合は、こちらは沖縄限定ですが、沖縄県人が事件を起こす割合の三分の一だそうです。米兵が犯罪を起こしたから日本から出ていけでは、その前に沖縄県人が米兵より先に出て行けということになってしまいます。勿論私はそんなこと主張するつもりはないですけども。

 そしてこういった人たちが絶対主張しないのは、在日や特定アジアの人が犯罪を犯しても日本から出て行けとは言わないこと。集団スリが見つかっても不法入国で捕まっても強盗殺人があっても特定アジア人は出て行け、なんて主張聞いたことがありません。勿論支那人が捕まろうと、韓国人の犯罪が見つかろうと、全ての支那人、韓国人が悪いわけではないですから私もそんなことは言いません。ですが、米軍にだけは出て行け、と言いながら、特定アジア人の犯罪にだけは目をつぶるのは何故なのでしょうか?正直割合や件数で言えば特定アジア人の犯罪と言うのは多いそうです。でもそちらには見ない見えない見えないふりなのに、米軍だけは出て行けというのでは矛盾していないでしょうか。

>大国の横暴に対する抗議に有効である限りにおいて、ナショナリズムもまた良し。都知事・石原慎太郎よ、横須賀市民・小泉純一郎よ、米軍に抗議せよ。
 なんで大国限定なのでしょうかね。もし何かあれば小国であろうと横暴は横暴。毅然とした態度で抗議して頂きたいものです。

 それにしてもいつも不思議なのはこういった国家不要論者はそういっている割には『国民』としての権利を享受し、『公』的なサービスを利用して、『国家』の庇護の下暮らしているのは何故なのでしょうかね。この弁護士様も韓国や支那などに例えば公演やシンポジウムなどで行ったとしても、良心的(笑)日本人として紹介されるのですがね。またそのときにも日本国が発行したパスポートで渡航しているはずなのですが。国家が不要なのであれば国家のシンボルであるパスポートなど所持せず空港などでも「私は地球市民だ」と言って堂々と通れば筋は通っていると思うのですが、私は寡聞にしてそのような話は聞いたことがありません。

 ちなみにmumurさんのサイトにこのような書き込みを見つけました。

> 澤藤弁護士は、弁護士の割には国際法を理解していないようです。
 地位協定は、実は幾分なりとも日本に有利な条約です。本来であれば、占領軍であろうと駐留軍であろうと、外国の法に服する義務はありません。つまり公務内外を問わず、本来であれば米兵は日本の法に服さず、米国法(軍人であれば、UCMJ=統一軍事司法典)のみに拘束されます。しかし、これでは政治的に不都合な事情が発生するので、地位協定によって国際法上の治外法権を一部返上し、公務外においては日本法の管轄を認めました。だから、今回は日本警察が逮捕し、今後は日本の司法機関が起訴・審理します。

 だそうです。確かに軍人と言うのは一般人とは別の裁かれ方をしたと思いますし(いわゆる軍人法廷だと思います)、その刑罰も一般人と比べて刑罰は重いと思いました。決して米軍の兵をアメリカが裁くから刑罰は軽くなると言うことはないそうです。どちらかと言えば日本に引き渡されて日本の法律で裁いた方が刑は軽くなると思います。
posted by AZ at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 政治、社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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